2022年6月1日(水)
2022年6月をもって、1994年から続けてきた劇団はちのすを解散する事にしました。
知識も経験も何もなかった高校生達が勢いのままに劇団を旗揚げし、沢山の方々に支えられ、28年間も創作活動を続けられた事は非常に幸運だったと思います。多くの仲間と出会い、稽古場で笑い合い、理不尽な世の中に怒り、多忙な毎日に苦しみ、そして、身内だけではない多くの一般のお客様に恵まれ、万雷の拍手に泣いた公演、どれもが大切な時間でした。
劇団はちのすはこれで解散しますが、この秋田市には新文化施設も生まれ、秋田の演劇文化はこれから新しい上昇気流に乗っていくのだと思います。劇団はちのすとして、その風を皆様と一緒に受ける事が出来ないのは残念ですが、ピリオドを打つことで新しい波紋を生み、いつかは大きなうねりとなって秋田の演劇が盛り上がってくれる事を願っています。
劇場へ足を運んでくれるお客様がいる、それだけが私の芝居作りの原動力でした。本当に長い間、沢山の仲間やお客様や協力会社の方々に支えて頂き、ただただ感謝の言葉しかありません。ありがとうございました。
それでは、いつかまたどこかで。
劇団はちのす 代表 加藤正志